カフェインレス・コーヒー(デカフェ:decafe, D-caf)の歴史とカフェインを除去する方法についてご紹介します。カフェインレス・コーヒーの歴史は80年と長く、アメリカで飲用されているコーヒーの約4杯に1杯がカフェインレス・コーヒーとなっています。カフェインを除去する方法は大きく3種類ありますが安全・安心の製法の商品を選択することが大切になります。
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コーヒーはとても面白い歴史を経てきている。コーヒー豆の代表的な種類として「アラビカ豆」があるが、元はエチオピアから栽培が始まり、ブラジルの豊かなコーヒー地帯、コロンビアや北緯25度と南緯30度の間に位置する他の国々にも広がっていった。「コーヒー」という言葉は初期の運送地であったカファ地域から由来している。
コーヒー・パーコレーターはイギリスからアメリカへ持ち込まれ、ドリップ・ポットはアメリカ英語として1800年代に認識されるようになった。
1878年にジェームズ・サンボーンとカレブ・チェースが世界最初の「挽いたコーヒー豆」を商品化し生産を始めた。
標準的なアメリカン・ブレンド・コーヒーはテネシー州ナシュビルにあるマクスウェル・ハウス・ホテルから始まり、1880年に人気が爆発した。マクスウェル・ハウスのスローガンであった「最後の一滴まで素晴らしい」は1907年のルーズベルト大統領の宣言から由来する。
コーヒー粉の歴史は18世紀まで遡るが、1901年にニューヨーク州バッファローで行われたパン・アメリカン博覧会において、カトウ・サトリエ(日本人化学者)によって紹介され人気がでた。これが1939年に市場に出された、のちの“ネスカフェ”である。
カフェインレスの加工法はドイツ、ブレーメンのドクター、ルッドウィグ・ローズリウスによって開発された。これは、水で行われるプロセスか、酢酸エチル等の有機溶媒でカフェインを取り除く方法である。ジェネラル・フーズ・カンパニーが1930年にフランス語のsans caffeine (カフェインなし)に名づけてSanka プロダクト、として世界最初のカフェインレス商品として一般化させた。
今日、アメリカのコーヒー豆消費量の22%がカフェインレスコーヒーである。
出所:http://homecooking.about.com/od/foodhistory/a/coffeehistory.htm
焙煎前の乾燥生豆からカフェインを除去します。カフェインを除去する方法は大きくわけて3つあります。カフェインを除去する際に使用するもの(薬品、水、二酸化炭素)によってわけられています。現在、日本では薬品を使う方法は認められていません。食品衛生法の規格基準に適合しないため、薬品(有機溶剤)を使ったデカフェのコーヒーは輸入禁止になっています。
ジョーンズのカフェインレス・コーヒーは、スイス・ウォーター・プロセスを採用しています。
・Decaf Education Video
(動画リンク:スイス・ウォーター・プロセスのカフェイン除去)
http://www.swisswater.ca/resources/av/sw_process101.html
・How does the SWISS WATER(r) Process work?
(ウェブ資料:スイス・ウォーター・プロセスのカフェイン除去)
http://www.swisswater.ca/decaf/process/artscience
1900年代にドイツで開発された、世界初のカフェインの除去方法です。コーヒー豆を有機溶剤に漬け込んだり、お湯に有機溶剤を加えたりすることによってカフェインを分離・除去する方法です。コーヒー豆が有機溶剤に直に接触することから消費者が安全面で不安を抱きやすい短所をもった方法といわれています。
1940年代に開発され、アメリカで特許となっています。コーヒー豆を真水とフィルターろ過装置によってカフェインを除去する方法です。コーヒー豆が有機溶剤に直に接触することなく、旨味成分を残しながらフィルターろ過装置によってカフェインを除去するため、安全性が高い方法といわれています。
1970年代に開発された超臨界二酸化炭素を用いたカフェイン除去方法です。二酸化炭素は約73気圧と摂氏約31℃で超臨界状態になります。物質の液化・気化現象(超臨界状態)を利用して、狙った物質(カフェイン)を正確に除去するため風味や味が損なわれず、安全性も高い方法といわれています。設備面のコスト面が課題となっています。

