フィンカ・ドス・マリアス・ファミリー農場は、1800年代に、マリア・デ・マルドナルドによってコーヒー栽培が始められました。現在はアストリアス・マルドナルド家の五代目に受け継がれています。安定性ある生産と公平な労働条件が世界で高く評価される質のよいコーヒー豆を生み出す結果につながっています。このコーヒー豆は独特なアラビカ系の豆で、スムーズで、クリーン、そしてスパイスのきいたシナモン・フレーバーのようだ、と表現されます。
ほとんどの農家が大量生産可能な畑を耕作するなか、フィンカ・ドス・マリアス・ファミリー農場は質の良い、優れた土地作りを目指してきました。土地は13の細かいエリアにわけられ、耕作計画や農作物の統制に取り組んできました。この土地の火山土は栄養のあるバランスに優れた土壌になるようにテストが繰り返され、自然のたい肥を使用することによって、さらに質の良いものになる工夫が施されています。この稀な試みと大きな労働力が必要とされる接木農法によって、抵抗力が従来よりも高い農作物の生産が可能となりました。その結果、木の中には、樹齢40年以上のものもあります。シェード・ツリーは太陽がコーヒー畑の大地に当たるように計算され植えられています。
フィンカ・ドス・マリアス・ファミリー農場は単一作物農家ですが、細かくわけられた農園の各エリアでは季節ごとに6回ほどの生産が行われています。この絶え間ない努力がコーヒーの実をゆたかに成長させ、成熟した作物の安定的な生産につながっています。収穫の後には、豆はプロセスされ、太陽の下、あるいは再利用可能な燃料の熱で乾かされます。輸出前にコーヒー豆の中からみた目に劣るものは取り除かれ袋詰めされます。フィンカ・ドス・マリアス・ファミリー農場は、ただ豆を生産するのではなく、質がもっとも重要視される指針をもとに輸出作業に取り組んでいます。

何年にもわたり、フィンカ・ドス・マリアス・ファミリー農場は労働者やその家族のために存在しています。ほとんどの労働者とその家族が土地を所有できるようにサポートしてきました。フィンカ・ドス・マリアス・ファミリー農場とその労働者の所
有する区域では、農場のサポートによって建てられた学校、病院、教会が設立され共同利用されています。そしてすべての労働者とその家族が組合で守られ、また独自の年金プログラムによってカバーされています。今日、フィンカ・ドス・マ
リアス・ファミリー農場は土地を所有した250以上の労働者とその家族、そして農場に残っている数家族のための“家”とみなされています。この農場はフェアトレードのシステムができる何十年も前からフェアトレードと同じようなサポート・プログラムに取り組んできました。
この農場で働く労働者達はフェアトレードに参加することができません。その理由はフェアトレードのシステムは多数の共同組合者のみが選ばれて認定されているからです。フェアトレードのシステムに家族農場は参加が許されていないのが現状です。
近年、フィンカ・ドス・マリアス・ファミリー農場の質を求める活動が環境保護にも結びつき始めています。30年以上前に30%の耕地を減らし、そのかわりに農場の高地にある自然森林を保護する事業を開始しました。現在、その森林ではほぼ絶命に近かったカザリキヌバネ鳥が生息し始めています。
フィンカ・ドス・マリアス・ファミリー農場は、単なる素晴らしいコーヒー農場ではありません。我々のミッションはコミュニティーにおいて人々が自然と調和して働くことで、その価値ある歴史をつくり出すことです。


